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2010-02

HANES Sweat-Parker(1980's)

*ブランド名:ヘインズ
*モデル名:フルジップパーカースウェット
*生産国:アメリカ
*素材:コットン50%アクリル50%
*年代:1980年代
*状態:デッドストック


ヘインズについて何から語ろうか~まあ誕生からの詳細は今更説明するのもくどいでしょう、HPにも記載しているし興味のある方はそちらもご参照ください。
19世紀末にアパレルとは無関係の企業としてスタートしたが後に肌着、カットソーの歴史そのものを築いたブランドとして成長し21世紀の今に至るパターンはどこか聞き覚えがある・・そう大半のアメリカを作ったアパレルブランドはそもそも衣類が作りたくて起業した訳でなく後になれば歴史的必然の流れの中、業種を変更し大成功したのだ。
職人でないと作れない靴とはそこが違う。
さてそんなヘインズの1980年代のデッドストック!貴重にして新鮮、それでいてありふれ過ぎて特に価値もない割と近代のスウェットを人はオールドと呼ぶ。
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長期保存のタタミしわの影響で広げるとかなりくしゃくしゃだ。
割とタイトで今と違い日本サイズと大差ないアメリカンサイズ、そして見慣れたあのタグ。
素材は時代を象徴するアクリル棍棒のコットン、薄く軽く丈夫で保温性は高い、だが洗いこむと毛玉だらになりザラザラした不快な質感が懐かしい(笑)。
経年変化は確かにさほどないが退色はするしテロテロの素材感さえ現代のレギュラーアパレルとは微妙に違い、まあ所詮はオールドだが違いを楽しめる。
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クルーではなくフルジップなので首紐は確実に不要だがちゃんと標準装備。
紐自体はコットン比率の高い丸紐を採用している。
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縫製は細い本体同系色のスパン糸で行われているが全てロックの筈はなく複数のミシンを使い分けて形造られている。
IMGP7412.jpg
ジッパーはYKKジッパーを採用。
当時は「YKKを使いたいが使えないメーカーが仕方なくタロンを使った」と云われていた程で実際、アメリカ製ジッパーと比べて実用度ではスムーズにして強固、不良品の頻度も低いYKKは日本のみならずアメリカでもその勢力を拡大していたのはよく知られたところ。
だがアメリカ固有の老舗ジッパーブランドの方を好む我々の趣向からすればやや低評価を受けるのもある事実の側面だ。
だがオールドのYKKジッパーはやはり現行ではない時代感を持っている。
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ヴィンテージレプリカ誕生の起因としてジーンズを代表格とした失われた過去の逸品への憧憬と現代のそれらへの否定と云う一つの価値意識がある。
これらオールドはその否定と肯定の中間位置に存在し物により評価は二分する。
確かに1950年代以前のそれら程の古物の魅力はないが1990年代のレギュラーとも微妙に異なる、そういう意味では過剰に評価する必要性はなくともたやすく全否定すべき対象じゃないと云える。
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最後に当時では当たり前すぎて気にもしなかったこれらアメリカ製アメリカンクロージーングが21世紀を迎えてすっかり見当たらなくなったのは残念でしかたがない・・本当の意味でこれらに類似する物、後継と呼べる物は存在しないし登場もしないだろう・・そう、一度失った技術と魂は戻らないからだ。
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
ラングラー以外のアメリカンクロージングから国産ヴィンテージレプリカブランドまで私的感性に従い手広く紹介していきたいと思います。

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