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2010-02

BEMIDJI WOOLEN MILLS WOOL-JACKETS

*ブランド名:ベミジ・ウーレンミルズ
*モデル名:ウールジャケット
*生産国:アメリカ
*素材:ウール85%、ナイロン15%
*年代:00年代

今でも気軽に手に入るアメリカ製アメリカンクロージングは少ない、いやある程度は揃っているが以前の黄金の時代を思えばはるかに矮小化している。
ベミジは1920年にアメリカ、ミネソタ州で誕生したウール製品を取扱うメーカーだ。
まだ未開拓な土地が残る当時のアメリカには森林業者からアウトドア、ハンター等から屋外用の丈夫で保温性の高い衣類が必要とされていた。
そんな必然の要望に応えるメーカーは当時無数に存在し今ほど流通が発達していない時代において、それぞれが各地域に根付いた存在であった、そうベミジもそんなありふれたウールメーカーの一つに過ぎない。
だが今となれば希少だ、只現存しているだけでも希少なのにアメリカ生産を今でも維持しているからだ。

ジャケットと呼んだがシャツジャケットに近い存在だ。
シンプルなブロックチェック柄のウールは時代の必然から化繊が混じっている。
IMGP7970.jpg
シンプルなブランドタグが現行モデルのそれ、古着屋で稀に見かけるオールド、ヴィンテージとは素材感やデザインが違うので、まあ見間違う事はないだろう。
経年変化しない化繊の丈夫なタグには設立年と生産国表記が誇らしげだ。
サイズ表記がXSなのは現在のアメリカンサイズがあまりにも大きすぎるからだ。
IMGP7971.jpg
シャツやスウェットの上から丁度良いサイズ感、大きめなプラスチックボタン等オールド感たっぷり、ウール生地は平面的で立体的な編みの質感は乏しく、まあ普通の肉厚さで分厚過ぎる事はない薄すぎる事もない。
IMGP7972.jpg
品質的にはどうであろうか?リアルクロージングとして問題ない出来栄えと実用性だが経年変化を望めない素材感、単調な型紙や縫製等、普段国産レプリカやアメリカン・ヴィンテージを見慣れているとパッとしないのは確かだ。
だがそれでもアメリカ製らしい油分の多いウールや縫製間隔、アメリカらしい簡素化の仕方等どれも懐かしく容易く全否定出来ない。
確かに現行品(アメリカ製さえも含む)を否定する事がヴィンテージやそのレプリカのスタートでありそれを体感して今に至ってはいるが心情的には”昔の女”のようなもので縁は無くなってもアメリカ製に対する微妙な未練があるのは確かだ。
IMGP7973.jpg
ブロックチェックのバイアス合わせ、台無し襟、縫製以外のだいたいの仕様はそう時代的な変化を受けていないので古着屋で稀にこれとほとんど同じものを見る事がある。
ただしウール100%の素材感の良さやヤツレたタグの質感、全体のシルエット、縫製からくるパッカリングの出方~やはり外観は似ていてもヴィンテージのような風合いはこれには感じない。
それでもその延長線上に位置するこのジャケットは時代的変化の必然を背負っており安直に軽視出来ない存在感を有しているのも事実だ。
かってあれほど好きであったアメリカ製クロージングは現代的な変化をしながらも一応は存続し続けていると云う事だ。
IMGP7975.jpg
古き良き時代のアメカンクロージングに魅了された者にとりレギュラーのアメリカ製品をどう捉えるべだろうか?
そもそものスタート位置である物を容易く全否定する事は本末転倒的な気がするし、レプリカへ依存する(あるいは崇拝する)理由として否定の材料に利用される様子は見苦しく安易に同意出来ない。
やはりと云うか自然に、そして素直に、過剰な期待や興奮なしに身近に関連し合えるのがベストだと云える。
IMGP7974.jpg
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
ラングラー以外のアメリカンクロージングから国産ヴィンテージレプリカブランドまで私的感性に従い手広く紹介していきたいと思います。

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