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2010-03

加水分解~スニーカーの寿命 1

スニーカーには寿命がある、厳密に云えばスポンジ系~つまりはウレタン素材の場合はそれがはっきりしている。
軽くてクッションが良い新素材として1970年代辺りから一般的に使われ出し現在でも採用されている優秀な素材だが最大の弱点は長期保存に向かない事だ。
店頭に並ぶ商品に付属する説明書き等で「未使用でも四年で劣化」と明記されるケースが多いがそれは確かだ、実用により適度に空気に触れていない未使用品は確実に内部から劣化し崩壊に至る、まあそれが四年かと云われればもう少し持つ気はするが・・

で1990年製造のデッドストックのスニーカーですが見事に加水分解による劣化でソールが崩壊しかけています、まあ実際崩壊しておりこれに足を通して歩行すればその圧力で粉々に崩壊するでしょう。
IMGP5007.jpg
物はナイキのテニスシューズ、エア・チャレンジ系統のモデルでモデル名は失念したがインナーソックス・システムと軽量のナイロンアッパー、エアロビ用の如き配色がやや80年代ぽく愉快な一足だ、だがいつしかこのような姿に・・
IMGP5008.jpg
ウレタン素材のミッドソールは変色し亀裂が幾つも走っている、触れるとマシュマロのようにふかふかで力を入れれば容易く粉々になるだろう。
アッパーの合成皮革の補強ラインにも無数の亀裂が走っており、そうここも劣化している。
IMGP5009.jpg
合成ゴムのアウトソール(ソール底面)はやや堅くなっているが亀裂等の劣化はない。
IMGP5010.jpg
既に死んでいるスニーカーはデッドストックではあるが正に死体でもある。
IMGP5011.jpg
ウレタン素材の劣化は宿命であり避けられない、それはこのようなオールド、更にはヴィンテージに限った事ではない。
現代のそれとて同じだ、そしてそれ故に雪の日の光景としてスニーカーのアウトソールのみが落ちている、というのがある。
多分じょじょに劣化していったスニーカーをそれと気づかず着用し降雪時の湿気と気温差によりイッキに崩壊に直結した、と推測します。
過去、目撃したそのような光景はいずれも、その時点においても数年前の懐かしいナイキのソールばかりであった。
IMGP5013.jpg
併しこうなるともう実用は出来ず残念で仕方がない。
それ故にリソールするにしろ保護手段を講じるにしろヴィンテージ&オールドを数足保有し今でも実用するスニーカーマニアには頭が下がる思いです。
IMGP5014.jpg
保存や実用の問題、更には市場動向の変化と私的な趣向の変化により劣化しやすいこれらウレタン素材のスニーカーからは既に私は手を引いいう。
今でも買うのは長期保存に向いている天然ゴム素材のより古いヴィンテージ・スニーカーかそのレプリカばかりとなっている。
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
ラングラー以外のアメリカンクロージングから国産ヴィンテージレプリカブランドまで私的感性に従い手広く紹介していきたいと思います。

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