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2010-04

Wrangler考~其の4

語りすぎるマッコイズと語らなすぎるマッコイズと云うものがある。
云うまでもなくリアルマッコイズについてだが、そう一旦倒産し復活した現在それ以前との違いを客観視するとそうなる。
確かに以前のスタッフは離れているが決して魂の抜けた存在ではなく依然としてハイスペックなレプリカブランドでありながら昔からのファン、昔を知らないが他者のイメージや価値観に従属する新規ユーザーには軽視されるのはリアルマッコイズにとっては少々キツイ、ハンデだろう。

さてマッコイラングラーである、bbsでその存在は先に話題となったが約半年遅れで発売となった待望のジーンズはエドウィン製造の復刻11MWを更にアレンジしたマッコイテイスト溢れる逸品ではあるがその在り方への待望と誤解の原因は前記したように「語らなすぎる」からだ。
そうこの11MWZがどのような年代のジーンズであり、その時代的な在り方は?マッコイズはそれをどう解釈したのか?が全くメーカーサイドから聞こえてこない。(内覧会でマッコイズの企画スタッフの方と直に会話する機会があったが明確なものは何もなかった。)
IMGP9882.jpg
基本的には過去エドウィンが販売した11MWZをベースにアンサフォの左綾デニムを採用し1955年前後、ちょうど50年代半ばのモデルチェンジ後直ぐ辺りの11MWZをほぼ忠実な縫製(一部不正確だが、それが果たして幾人が気付くのだろうか?と云う程度だ)、パーツ使いをしており一見した完成度は高く、サンフォの生地を嫌うレプリカユーザーにも受けが良い出来栄えだ。
サイレントWの手操作による傾斜、ポケット縁の折り返しのズレ等ヴィンテージらしいアバウトな面も見事に再現されている。
だが一部パーツは過去の復刻の再利用に思える、よって微妙な年代のズレがあるが・・
IMGP9878.jpg
実際エドウィンの復刻は完全復刻ではない、パーツ、生地、細部のディティール、パターン、どれも100%とは云えない。
だがそれでもアパレルとしての完成度は高い、そして経年変化するデニムの良さをアピールするレプリカとしての価値はマッコイの手にかかり更に昇華したが・・
IMGP9893.jpg
腰周りからウエスト位置まで含めてエドウィンの復刻は明らかに現代的なアレンジをしている、そしてこのマッコイラングラーもだ。
だがそれ全てが悪い事ではない、これほどアレンジしたレプリカ~いやレプリカ風のレギュラーが受け入れられている現代においてはそれは別に劣悪ではない、それも又時代に迎合した正しい在り方の一つだ。
だが語らないマッコイズの無言の姿勢にまだ達成されていない完全復刻を思い描いても別におかしくはないだろう、だが実際は違った、だから落胆するのは仕方がない。
IMGP9898.jpg
結局この混乱は当初からマッコイズがどうのような意図を持ち何を創造したのか解説すれば起きなかった事だ、それ故に何故マッコイズがここまで語らない姿勢を通すのか不思議であると同時に、これが今のマッコイズが過小評価される理由の一つだと云える。
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
ラングラー以外のアメリカンクロージングから国産ヴィンテージレプリカブランドまで私的感性に従い手広く紹介していきたいと思います。

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