CUSHMAN BASEBALL-Shirt Mission Hills
*ブランド名:クッシュマン
*モデル名:ベースボールシャツ・ミッションヒルズ
*生産国:日本
*素材:コットン100%
*年代:00年代初頭
かなり懐かしいクッシュマンのベースボールシャツ。
8,9年くらい前にクッシュマンのプロデューサー伊藤氏との会話で古いベースボールシャツが出てきた。
そこでクッシュマンで古いベースボールシャツのレプリカを出して欲しいと要望して翌シーズン後くらいに販売されたのがこのベースボールシャツ、ユニフォームの上着のみを元にしており素材やパターン等に現代的なアレンジを施している。

ブランドタグはいつものタイプ、生地はコットンで再現しているがイメージ的には半世紀以上前の、そう化繊素材が一般化する前のウールを主にした混紡生地を再現している。
ヴィンテージである肉厚さ、素材の粗さを見事に再現しながらもコットンなので夏場でも着れる物となった~が併しそれは過去の話である。
半袖スウェット同様にこれだけ日本の夏が暑くなると昔のようにサラっと着るのは難しい、長袖Tシャツと合わせて秋冬~に着る方が適している。
何にしてもクッシュマンらしい素材選び、元ネタ選びと云えるアイテムだ、流石クッシュマンである。

フロントにはミッションヒルズとカンザス州の地名が入る、元ネタの由来を想像しよう~
フロントの縁取りを青いテープで飾り襟自体はないがスタンドカラーの名残を見る事が出来る。
以前HPのトップ画像に掲載した古いイラストのように、より古い時代、そう19世紀のベースボールシャツには襟がついていた。
細部ではなく全体の作りでスポーツとドレスの区分けが曖昧な時代のそれらは実に奇異であり製造したテーラードにより違いも多くヴィンテージクロージングの深淵そのものと云える豊かにして未知なる世界観だ。
更に試合前にはネクタイやベストも着用する等、当時の衣類文化の関連性は今では全く想像さえ出来ない~未だレプリカにおいて未開のジャンルだ。
話しをクッシュマンに戻すとリアルクロージングとして再現が可能なのはやはり20世紀前半のこのようなデザインだろうか。
セットイン仕様、襟やポケット等余分なディティールが取り除かれた今に繋がるユニフォームのデザインが完成したのはおよそ20世紀初頭の事だ。

サイドガゼットがつき基本的な縫製は生地を巻いて二本針ミシンで巻き縫い縫製をされている。
ワークシャツのような作り~これがアメリカらしい作りでもある。
元ネタと絡めて根本的なイメージは想定1940年代前後の再現と云う具合か。

ワーク臭さを備えた古風なベースボールシャツ、古着でもよく見かける魅惑的な在り様だ、最もヴィンテージは着丈が長すぎるし、素材の着ずらさからも気軽に着るには少々難しいだけにレプリカの存在は有り難い。
だが併し色違いや別パターンを含めて数種類販売してクッシュマンでは打ち止め、今では存在をすっかり忘却されているし他社も追従しなかったのでヴィンテージ野球シャツの本格的な復刻史は今のところ途絶えている。

背面。

背番号は3、元々MLBでは背番号を付けていなかったが1920~30年代で採用されだし以後、ルール化されている。
アマチュアの歴史ではどうだろうか?

ジーンズをはじめやり尽くされたようなヴィンテージレプリカにおいて未開の地は意外と多い、スポーツのジャンルもクッシュマンが先駆の一つではあるがこのように残念ながら継続されていない分類もある。
それ以外の未開の地を現在、独自に開拓しているのがブラックサインでありジャンゴアトゥールであるがそららも残り全ての地に足を踏み込んでいる訳ではない。
つまりは、まだまだ元ネタの渇水なんて起きないと云う事だ、それなのに他社模倣と創作に逃げ道を見出しているヴィンテージレプリカが実に多い事か・・云うまでもないがクッシュマンはそれらではない。
むしろ他社に模倣される側だ、模倣した側の後だしジャンケンの勝利でありながら勝ち誇ったアピールを冷静に黙って眺めている~現状はそんな具合か。
*モデル名:ベースボールシャツ・ミッションヒルズ
*生産国:日本
*素材:コットン100%
*年代:00年代初頭
かなり懐かしいクッシュマンのベースボールシャツ。
8,9年くらい前にクッシュマンのプロデューサー伊藤氏との会話で古いベースボールシャツが出てきた。
そこでクッシュマンで古いベースボールシャツのレプリカを出して欲しいと要望して翌シーズン後くらいに販売されたのがこのベースボールシャツ、ユニフォームの上着のみを元にしており素材やパターン等に現代的なアレンジを施している。

ブランドタグはいつものタイプ、生地はコットンで再現しているがイメージ的には半世紀以上前の、そう化繊素材が一般化する前のウールを主にした混紡生地を再現している。
ヴィンテージである肉厚さ、素材の粗さを見事に再現しながらもコットンなので夏場でも着れる物となった~が併しそれは過去の話である。
半袖スウェット同様にこれだけ日本の夏が暑くなると昔のようにサラっと着るのは難しい、長袖Tシャツと合わせて秋冬~に着る方が適している。
何にしてもクッシュマンらしい素材選び、元ネタ選びと云えるアイテムだ、流石クッシュマンである。

フロントにはミッションヒルズとカンザス州の地名が入る、元ネタの由来を想像しよう~
フロントの縁取りを青いテープで飾り襟自体はないがスタンドカラーの名残を見る事が出来る。
以前HPのトップ画像に掲載した古いイラストのように、より古い時代、そう19世紀のベースボールシャツには襟がついていた。
細部ではなく全体の作りでスポーツとドレスの区分けが曖昧な時代のそれらは実に奇異であり製造したテーラードにより違いも多くヴィンテージクロージングの深淵そのものと云える豊かにして未知なる世界観だ。
更に試合前にはネクタイやベストも着用する等、当時の衣類文化の関連性は今では全く想像さえ出来ない~未だレプリカにおいて未開のジャンルだ。
話しをクッシュマンに戻すとリアルクロージングとして再現が可能なのはやはり20世紀前半のこのようなデザインだろうか。
セットイン仕様、襟やポケット等余分なディティールが取り除かれた今に繋がるユニフォームのデザインが完成したのはおよそ20世紀初頭の事だ。

サイドガゼットがつき基本的な縫製は生地を巻いて二本針ミシンで巻き縫い縫製をされている。
ワークシャツのような作り~これがアメリカらしい作りでもある。
元ネタと絡めて根本的なイメージは想定1940年代前後の再現と云う具合か。

ワーク臭さを備えた古風なベースボールシャツ、古着でもよく見かける魅惑的な在り様だ、最もヴィンテージは着丈が長すぎるし、素材の着ずらさからも気軽に着るには少々難しいだけにレプリカの存在は有り難い。
だが併し色違いや別パターンを含めて数種類販売してクッシュマンでは打ち止め、今では存在をすっかり忘却されているし他社も追従しなかったのでヴィンテージ野球シャツの本格的な復刻史は今のところ途絶えている。

背面。

背番号は3、元々MLBでは背番号を付けていなかったが1920~30年代で採用されだし以後、ルール化されている。
アマチュアの歴史ではどうだろうか?

ジーンズをはじめやり尽くされたようなヴィンテージレプリカにおいて未開の地は意外と多い、スポーツのジャンルもクッシュマンが先駆の一つではあるがこのように残念ながら継続されていない分類もある。
それ以外の未開の地を現在、独自に開拓しているのがブラックサインでありジャンゴアトゥールであるがそららも残り全ての地に足を踏み込んでいる訳ではない。
つまりは、まだまだ元ネタの渇水なんて起きないと云う事だ、それなのに他社模倣と創作に逃げ道を見出しているヴィンテージレプリカが実に多い事か・・云うまでもないがクッシュマンはそれらではない。
むしろ他社に模倣される側だ、模倣した側の後だしジャンケンの勝利でありながら勝ち誇ったアピールを冷静に黙って眺めている~現状はそんな具合か。
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