CUSHMAN 30's Engineer Boots SAMPLEレポ "VINTAGE & CUSHMANストア DON'T”
2010年秋冬の新作としてクッシュマンが企画しているエンジニアブーツのサンプル品です。
撮影場所はクッシュマンをプロデュースする名古屋のヴィンテージショップDON’T。
ブラックとブラウンの二色が用意されている、表題にあるように1930年代のブーツを元に作られており一般的な現代のエンジニアとは少々違いがある。
サンプルは幾度も手直しをされ数足作成されたがこれは最終サンプル品。
全体的に曲線的なフォルムでソールは踵があまり上がっておらず厚みもさほどないドレスシューズのようなレザーソールだが年代的には正しい選択である。
ヴィンテージが全てホワイツやウエスコのような分厚くハイヒールな筈はない。
基本的なディティールは現代へと持続するエンジニアブーツの基本形が完成後なので違和感のない外観でもある。
革質は2.2ミリ厚みカウハイドを採用している、ブラックは下地にブラウンで染め上げた後、黒く染めている。
ヴィンテージのドレスシューズやワークブーツで見られる履き込むと下地の茶が浮き上がってくる”それ”を再現している。
以前ロガーブーツのホースハイドで行った二度染めとは明らかに違い、フラットな黒にしか見えない仕上がりだが真価は履き込んだ後に発揮されるだろう。
ベルトストラップの金具はシンプルなブラス製。
続いて元ネタとなった1930年代のヴィンテージブーツ実物と比較。
オリジナルは17インチハイトと乗馬靴と呼べる外観でリアルクロージングとしては実用性に問題があるのでクッシュマンでは11ハイトに変更している。
流石に80年以上前の実物が持つ迫力や素材感は画面越しでも視認出来る。
ヒールライン。
製造は云うまでもなく日本製、踵の針穴は日本でグッドイヤーウエルト製法で作る場合必然的についていまう、やや気になるが逆に日本製の証明でもある。
他社の復刻系ワークブーツからリーガル、スコッチグレイン等の国産ドレスシューズで同じ事だが。
アウトソールはオリジナルと同じレザーソールだがつま先にはラバーをかませ実用性を増している。
昨年のワークブーツ、チャッカブーツでもオリジナルと同じレザーソールを採用した実績があるクッシュマンだけに当然の仕様と云いたいが実はドント限定。
他の全国のディーラーで買えるインラインモデルではラバーソールになっている。
実物との類縁性を実感できる場所で買える利点を持つドントではあえてラバーソールでこれら古風な復刻ブーツを買うユーザーはリアルバイカーくらいだろう。
併し中途半端な情報の蔓延の悪影響で分厚いハイヒール以外に蔑視的な感情を持つレプリカユーザーやショップが多いだけにラバーソールと云う妥協したモデルの存在にも理由がある。
まあ私もドントでレザーソールのモデルを買うのでラバーソールには興味ないが・・
云い飽きた言葉だがワークとドレスが未分化時代を象徴する一足が新たにクッシュマンのラインナップに加わる事となった。
後は発売を待つばかりだ。
*撮影協力:ヴィンテージ&クッシュマンストアDON’T
撮影場所はクッシュマンをプロデュースする名古屋のヴィンテージショップDON’T。
ブラックとブラウンの二色が用意されている、表題にあるように1930年代のブーツを元に作られており一般的な現代のエンジニアとは少々違いがある。
サンプルは幾度も手直しをされ数足作成されたがこれは最終サンプル品。
全体的に曲線的なフォルムでソールは踵があまり上がっておらず厚みもさほどないドレスシューズのようなレザーソールだが年代的には正しい選択である。
ヴィンテージが全てホワイツやウエスコのような分厚くハイヒールな筈はない。
基本的なディティールは現代へと持続するエンジニアブーツの基本形が完成後なので違和感のない外観でもある。
革質は2.2ミリ厚みカウハイドを採用している、ブラックは下地にブラウンで染め上げた後、黒く染めている。
ヴィンテージのドレスシューズやワークブーツで見られる履き込むと下地の茶が浮き上がってくる”それ”を再現している。
以前ロガーブーツのホースハイドで行った二度染めとは明らかに違い、フラットな黒にしか見えない仕上がりだが真価は履き込んだ後に発揮されるだろう。
ベルトストラップの金具はシンプルなブラス製。
続いて元ネタとなった1930年代のヴィンテージブーツ実物と比較。
オリジナルは17インチハイトと乗馬靴と呼べる外観でリアルクロージングとしては実用性に問題があるのでクッシュマンでは11ハイトに変更している。
流石に80年以上前の実物が持つ迫力や素材感は画面越しでも視認出来る。
ヒールライン。
製造は云うまでもなく日本製、踵の針穴は日本でグッドイヤーウエルト製法で作る場合必然的についていまう、やや気になるが逆に日本製の証明でもある。
他社の復刻系ワークブーツからリーガル、スコッチグレイン等の国産ドレスシューズで同じ事だが。
アウトソールはオリジナルと同じレザーソールだがつま先にはラバーをかませ実用性を増している。
昨年のワークブーツ、チャッカブーツでもオリジナルと同じレザーソールを採用した実績があるクッシュマンだけに当然の仕様と云いたいが実はドント限定。
他の全国のディーラーで買えるインラインモデルではラバーソールになっている。
実物との類縁性を実感できる場所で買える利点を持つドントではあえてラバーソールでこれら古風な復刻ブーツを買うユーザーはリアルバイカーくらいだろう。
併し中途半端な情報の蔓延の悪影響で分厚いハイヒール以外に蔑視的な感情を持つレプリカユーザーやショップが多いだけにラバーソールと云う妥協したモデルの存在にも理由がある。
まあ私もドントでレザーソールのモデルを買うのでラバーソールには興味ないが・・
云い飽きた言葉だがワークとドレスが未分化時代を象徴する一足が新たにクッシュマンのラインナップに加わる事となった。
後は発売を待つばかりだ。
*撮影協力:ヴィンテージ&クッシュマンストアDON’T
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