ALLENTOWN Long sleeve Tshirt
*ブランド名:アレンタウン
*モデル名:ロングスリーブTシャツ
*生産国:日本
*素材:コットン100%
*年代:00年代前半
アレンタウンの長袖Tシャツ。
バイカー向けと呼べるデザイン、スカルが目立つ。
これ以外の所有しているアレンタウンの長袖Tシャツでも、やはりバイカー向けのデザインが多い。
当時、購入したディーラーの趣味もあるが晩年のラインナップにはスカル柄等が多かった気がする。
本来あまり好みのプリントデザインではないが、そのボディーの良さに魅了されていた当時の私は迷いなくマイサイズを購入した。

プリントは多色刷り、抜染と染み込みのコンビ染色と手間が掛かっている。

ブランドタグ。
当時はこのハイスペックでこの値段で買えた・・2011年現在、多くのメーカーの長袖Tシャツと品質、値段を比較してどうであろうか?
いやプリントスターやキャブクロージング、アンビル等の中国製無地ボディーにプリントしただけの半袖Tシャツの方が値段が高い現実が只そこにある。
本当の日本製ボディーをこの値段では中々買う事が出来ない、わずか数年で市場での価格は全体的に上がっている。

アレンタウンの特徴は国産ヴィンテージレプリカのTシャツでは定番にして至上であるシームレスボディーを採用しながらも縫製は1940年代のスウェットのような二本針縫製と云う事だ。
肉厚すぎる生地感は1950年代と云うよりも1960年代のそれに近い。
今ではどこでも見かける生地感、仕様だが異なるカットソーの要素をミックスして高級感と古風さを両立させた商品を生み出す手法はクッシュマンとアレンタウンが確立したと云っても間違いではない。

袖リブの付け根を見ると一筆書き縫製なのが確認出来る。
当時と云うか既にウエアハウスやクッシュマン、リアルマッコズ等では90年代から普通にスウェットではやっていたので特筆すべきポイントではなかったがその後21世紀において後発のメーカーでネームバリューの割には出来ていないところが多く、今にして思えばアレンタウンも黙っていてもちゃんとやってくれる信頼出来るブランドだった。

バックプリント。

背面。
良質なボディーの素材は染色にもこだわりを持ち、適度な堅牢度の染め具合は洗い込むと絶妙な変色をする。

消滅ブランドと云うのは物的な具体性と乖離しイメージの中だけの存在になりがちだ、それゆえにシルバーストーンや旧マッコイズのような実在以上の賛美や称賛、崇拝の対象になったり、その逆に嘲笑し見下す対象になったりする事がある。
最近の例では消滅してはいないが色々あったドゥニームに関する嘲笑、明らかに間違った知識に基づき馬鹿にする発言の数々をリアルで耳にする機会が多かった。
飛び方う言葉は「倒産」「不人気ブランド」「品質が悪い」「ブームに便乗した歴史の浅いブランド」と云うのが主なところ。
少々気になったので問いただしてみると馬鹿にする割には「誰もドゥニームの商品を見た事ない」、「レプリカジーンズと云う概念を世間一般に広めた功績を知らない」、「1988年創業のレプリカでは老舗ブランドである事も知らない」と云う事実に愕然とした。
情報のソースが何であるかまでは聞く事はしなかったが流行りのアメカジショップで行われる常連の皆さん及び店主の会話には時よりおぞましいものを感じる事がある。
彼らはそれが一般的な認識と何故か思い込み、さして顔見知りでもない客(つまりは私だが)へも普通に喋るので非常に返答に困ってしまう。
幸いな事に元々無名だったアレンタウンは彼らが常々口にする「品質が悪くて直ぐに潰れた弱小メーカー」の中には含まれていない。(現時点で踏みとどまっているドゥニームには今後の復権を密かに期待する)
復活する気配の無いアレンタウンだが実物を知らない大勢に誤った認識を持たれるよりは我々、少数だが愛好家の記憶とタンスの中に確かな思い出を残す存在の方が幸いだと思いたい。
*モデル名:ロングスリーブTシャツ
*生産国:日本
*素材:コットン100%
*年代:00年代前半
アレンタウンの長袖Tシャツ。
バイカー向けと呼べるデザイン、スカルが目立つ。
これ以外の所有しているアレンタウンの長袖Tシャツでも、やはりバイカー向けのデザインが多い。
当時、購入したディーラーの趣味もあるが晩年のラインナップにはスカル柄等が多かった気がする。
本来あまり好みのプリントデザインではないが、そのボディーの良さに魅了されていた当時の私は迷いなくマイサイズを購入した。

プリントは多色刷り、抜染と染み込みのコンビ染色と手間が掛かっている。

ブランドタグ。
当時はこのハイスペックでこの値段で買えた・・2011年現在、多くのメーカーの長袖Tシャツと品質、値段を比較してどうであろうか?
いやプリントスターやキャブクロージング、アンビル等の中国製無地ボディーにプリントしただけの半袖Tシャツの方が値段が高い現実が只そこにある。
本当の日本製ボディーをこの値段では中々買う事が出来ない、わずか数年で市場での価格は全体的に上がっている。

アレンタウンの特徴は国産ヴィンテージレプリカのTシャツでは定番にして至上であるシームレスボディーを採用しながらも縫製は1940年代のスウェットのような二本針縫製と云う事だ。
肉厚すぎる生地感は1950年代と云うよりも1960年代のそれに近い。
今ではどこでも見かける生地感、仕様だが異なるカットソーの要素をミックスして高級感と古風さを両立させた商品を生み出す手法はクッシュマンとアレンタウンが確立したと云っても間違いではない。

袖リブの付け根を見ると一筆書き縫製なのが確認出来る。
当時と云うか既にウエアハウスやクッシュマン、リアルマッコズ等では90年代から普通にスウェットではやっていたので特筆すべきポイントではなかったがその後21世紀において後発のメーカーでネームバリューの割には出来ていないところが多く、今にして思えばアレンタウンも黙っていてもちゃんとやってくれる信頼出来るブランドだった。

バックプリント。

背面。
良質なボディーの素材は染色にもこだわりを持ち、適度な堅牢度の染め具合は洗い込むと絶妙な変色をする。

消滅ブランドと云うのは物的な具体性と乖離しイメージの中だけの存在になりがちだ、それゆえにシルバーストーンや旧マッコイズのような実在以上の賛美や称賛、崇拝の対象になったり、その逆に嘲笑し見下す対象になったりする事がある。
最近の例では消滅してはいないが色々あったドゥニームに関する嘲笑、明らかに間違った知識に基づき馬鹿にする発言の数々をリアルで耳にする機会が多かった。
飛び方う言葉は「倒産」「不人気ブランド」「品質が悪い」「ブームに便乗した歴史の浅いブランド」と云うのが主なところ。
少々気になったので問いただしてみると馬鹿にする割には「誰もドゥニームの商品を見た事ない」、「レプリカジーンズと云う概念を世間一般に広めた功績を知らない」、「1988年創業のレプリカでは老舗ブランドである事も知らない」と云う事実に愕然とした。
情報のソースが何であるかまでは聞く事はしなかったが流行りのアメカジショップで行われる常連の皆さん及び店主の会話には時よりおぞましいものを感じる事がある。
彼らはそれが一般的な認識と何故か思い込み、さして顔見知りでもない客(つまりは私だが)へも普通に喋るので非常に返答に困ってしまう。
幸いな事に元々無名だったアレンタウンは彼らが常々口にする「品質が悪くて直ぐに潰れた弱小メーカー」の中には含まれていない。(現時点で踏みとどまっているドゥニームには今後の復権を密かに期待する)
復活する気配の無いアレンタウンだが実物を知らない大勢に誤った認識を持たれるよりは我々、少数だが愛好家の記憶とタンスの中に確かな思い出を残す存在の方が幸いだと思いたい。
スポンサーサイト