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2011-08

靴べらのある店、ない店

靴べら~人により必要の意味合いは異なるでしょうが、どこのショップでも常備している~と云うのは既に過去の事のようだ。
ショップ巡りをする際、靴屋は当然あるとしてアパレル店では量販であれ、古着屋、セレクトショップ、ジーンズショップ、アメカジショップ等の所謂、靴屋以外では常備状況がマチマチだ。
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古着屋ではヴィンテージのシューホーンは売り物であり展示品であり、試着の際に当然、お客に渡されるのは礼儀であるだけでなく客及び商品のフットウエアを守る為には当然の筈でした。
量販系統の靴屋で肉体だけは成長した子供たちが展示品の靴を手に、シューレースを緩めることなく無理矢理に足を突っ込んだり、踵を踏みつぶしたりと真新しい展示品をキズありのアウトレット品に変える行為は、いつ見ても愚かしい行いだ。
物欲野郎としては許せない行いだが、彼らの一般心理では常設されている靴べらが視界に入る事はない。
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服や靴に愛情やこだわりを持つ店や客と云う建前的構図を持つ店の場合、そのような行為は当然許されないしするべきではないが・・
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いや最近、多いんですよ、靴べらの無い店が。
確かにワークブーツしか売ってない店では一見して不要かもしれないが必ずしも客がブーツ、スニーカーとは限らない。(そもそもブーツやスニーカーならヒールカップを踏みつぶしても良いと云うわけではない)
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「靴べらないの?」と聞くとそれまで商品のこだわりを機械的に発し続けていた店員の唇がぱたりと止まる。
そして困惑と少々の悪感情の気配が漂う・・
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最近はオックスフォードタイプのワークブーツも復権し市場での流通具合も良い感じですが、やはり靴べらの無い店では踵やアッパーに歪みの在る展示品や店頭在庫を見せられると物欲はいっきになえる。
思いっきりヒールカップを踏みつぶされて変形している物を「アメリカ製特有の雑さ」と表現されると悲しくなる。
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と云う事で礼儀云々だけだなく、客の、であれ店の商品であれ、物を大事にしない店には自然と足は向かなくなる。
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
ラングラー以外のアメリカンクロージングから国産ヴィンテージレプリカブランドまで私的感性に従い手広く紹介していきたいと思います。

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