LALLY MFG.CORPのサーマル~1972年

ミリタリーでお馴染みの肉厚なサーマル、でオールドとヴィンテージの境界線と呼ばれる1970年代初頭モノ。
作り的には1960年代の同社の製品とほとんど同じだ、いや実際10年刻みで仕様がガラリと変る分けじゃないので過度に年代を気にするのは実は無意味だったりする。

シンプルで古風な長袖サーマルだと直ぐに目が行くポイントはネックの幅やボディーのパターンだろうか?縫製もフラットシーマー仕立てで丁寧に縫われている。

デッドストックだが多少の汚れはある、まあそれは仕方がない、洗濯すれば直ぐに落ちるだろう。


ミリタリーに興味が無い私でもアンダーウエア等には普通に手が出る、何せそこらへんの肌着と外観は変わらないので普段のクロージングとの相性的になんの問題もないからですね。
それに市場価格も驚く程安い。
そして肉厚でありながらストレスを感じない、しなやかさも併せ持つオールコットンの生地感は下手なレプリカを凌ぐと云うのか品質的に圧倒的に現代でも何故か通用する。
70~80年代のイメージである薄手のポリコットンとは全く異なる50~60年代の良質なサーマルのそれにかなり近い。

曲線的なラインが美しい。
縫製は四本針、三本針のフラットシーマーを使い分けて丁寧に縫製されている。
80年代以降のミリタリーアンダーウエアに見られる雑さとは完全に無縁な存在だ。




これらを喜んで着ているが多分ミリタリーマニアの本来の視点とは違う見方で評価している気がする。
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