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2013-01

アンダーウエアのハナシ 其の二

高齢者の肌着みたいな外観ですが・・アメリカのアンダーウエアは19世紀ではこんな感じのものしかなった。
IMG_0644_20121207194605.jpg
この傾向は20世紀に入っても続くが20世紀初頭、1910~1920年頃には上下一体から分離式になったとされる。
もっとも19世紀のカタログ類をチェックすると当時から既に分離式が存在していたのが分かる。
また20世紀になっても一体式のユニオンスーツも継続して存在し続けていた。
IMG_3613.jpg
基本仕様は手首、足首の裾部分はリブ編みで首元はヘンリーネック等のボタン留め仕様だ。
当時は今のような丸首のネックは見られない。
また一体式の場合、臀部にトイレ用の開閉の仕組みがあり、分離型はそれがないがウエストは紐とボタンで調整する仕組みを確認出来る。
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大凡の仕様はどのメーカーも共通しているがフロントのボタン留めの仕組みはヘンリーネックによく似たボタン留めですが、上下一体の場合、ボタン位置が首下から股間あたりまで続くものが多い。

でこれは1920~30年代当時の実物。
ようやくウール100%からコットン混紡へと移行した時代のモノですが素材は薄手で所謂サマー用というヤツです。
夏場用でも足首までつながっていますが・・
IMG_0146.jpg
そして、これらが1930年代後半から1940年代にかけて上下分離が一般化し素材が徐々にコットンへと移行し、結果、それぞれより身軽なTシャツとパンツになり現代につながってゆくとされています。
(厳密にはシャツ=Tシャツへの変換の側面もあるが諸説や詳細は面倒なので割愛)
19世紀後半から20世紀初頭にかけて長期間ほとんど変化のなかったアンダーウエアが僅かの間に劇的な変貌を遂げたのは戦争の影響が大きいとされていますが、ここら辺のハナシも説明不要でしょうか。(それに長いのでこれも割愛)
IMG_1052.jpg
歴史から消えたと思われがちなユニオンスーツですが日常的なアンダーウエアとは別のアンダーウエアに引き継がれた・・それがこれら冬場用のアンダーウエアですね。
1970年代のヘルスニット製、素材はコットンですがパッケージの外観は19世紀後半と大差ないものです。
そしてこれらが更に進化し最終的にサーマルの上下やヒートテックの上下に落ち着いた・・と思えば非常に分かりやすい。(ただしユニオンスーツ自体は完全に消滅したわけではなく特定の専門衣類としては21世紀でも一部、存在している)
IMG_0128.jpg
で、これらはユニオンシャツ及び類似したデザインのアンダーウエア類です。
古い事は古いがいずれも大戦後のモノです。
中にはアメリカじゃなく欧州モノも混ざってますが・・つまり古臭い過去のアンダーウエアの血統は意外と長く続いていたって事ですね。
そう大雑把に言えば20世紀初頭も大戦後も、そして現代衣類もヘンリーネックの長袖Tシャツと言えば同じです。
もっともファブリック、縫製、パーツ等に時代的背景による違いが多いので、全くの同一じゃないことも一応は付け加えておきましょうか。
IMG_4114.jpg
そしてこんなハナシが続くと、「1930年代以前は肌着はなく、シャツ自体が下着だった」と言うハナシを思い出すが・・・実はこれも正しい。
厳密に言えばユニオンスーツか、何も無いか~であり、何も無い場合、肌着の役目をするのが、そうシャツですね。
それ故、古い年代のシャツは裾が単に長いだけでなく臀部を前後から覆う為の特徴的なディティールがあったりするんですね。
同じくトラウザーの内側に股間を覆う特徴的な仕様があるのも、ですね。
シャツ生地のトランクスみたいなものは割と古い時代からあったが万人に定着した訳ではなかったようで、現代のパンツのような伸縮性があり素肌にフィットするものはジョッキーの登場と普及をまたないといけない。
IMG_7294.jpg
さてシャツです、下着であるシャツ一枚で人前に出るのは失礼、ベストで前を隠さないといけない~所謂、着帽着ベストの時代って言葉に繋がる。
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で、これらはそんな時代である1910~30年代のベストだったりする。
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世界の三大ジーンズブランドWranglerの歴史と各年代の実物を紹介するHP「BLOOPERS」のブログ版。
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