ラングラージャパン時代の懐古~

ラングラージャパン時代と言っても私がリアルでよく商品を購入していたのは晩年?の約10年間ですが・・
最後の約10年間は結成当初の勢いはなかったように感じる。
エドウィン、リーバイスの陰に位置し90年代のヴィンテージ復刻ブームにもうまくマッチしきれなかったように感じた。

ラングラージャパンの最大の成果、貢献とはなんだったのだろうか?
ラングラーと言う媒体をベースにリアルなアメリカ文化、アメリカンカジュアルを日本国内に広め、定着させた・・それが1970年代、ラングラージャパンの最大の成果、貢献でしょうか。
それとデニム製品に限らずシャツ類も含め、アメカジと呼ばれる服を作る手順を確立させたことも。
それ以前にキャントンや関連する各ジーンズブランドが手を染めていたジーンズ文化をさらに飛躍、拡大させたのはラングラージャパン、そして続くリーバイスジャパンの活動だったと言えるんじゃないでしょうか。
1980年代には男の服と言えば、ジーパン屋に行ってジーンズとシャツ(ネル、ウエスタン、シャンブレーなど)とほぼ決まっていて、それに疑問を持つ事は少なかった。
1970年代、同社の取り組みは1980年代末から1990年代前半のヴィンテージレプリカメーカーの取り組みを想起させる~いや、その先駆的な取り組みだったと思う。

1970年代前半の宣伝写真はどれもアメリカを感じさせ、多様さもあった。


今やジーンズはあまりにも普通の衣類になってしまい、ジーンズ自体を特別視する風潮は一部の愛好家にしかない。
デニムと言う見慣れない布きれを通して、アメリカと言う夢を感じた時代~そんな素朴な時代が昭和時代にあったようです。
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