Wrangler のデニムジャケットたち

ラングラーのデニムと云えばジーンズよりもG-ジャンの方が人気が高い。
正確にはヴィンテージ及びリプロの市場では、ですね。
VF社にブルーベル社が吸収後はモデル数、デザインが大幅に整理れれてしまい、近代では魅力が無いというか代わり映えしない一種類のみを継続販売しているが・・過去では多くのモデル数と個性的なデザイン、定期的なモデルチェンジを繰り返し後に名品と呼ばれる一品を登場させていた。

とはいえ全てが名品=高額ヴィンテージデニムかと云えば、そうではない。
だいたい1940年代末~1960年代の左綾デニム時代の物は上下の幅はかなり広いがそれなに高額で人気なのは確かですね。

値段が落ち着いている今でも決して安くはない。

ところが1970年代になると途端に価値が下がる。
ブロークンデニムへの過小評価、生産数の異常な多さ、ディティールの変化によるヴィンテージ感の希薄さなど理由は多々あるが途端に数万円(あるいは数十万円)の単位から数千円の単位に価値が下がる。
まあそれでも古い、今とは違うラングラーです、安く手に入るのは良いことです。

と、言いつつもやはり高額でも1950年代前半の名品こそ最も物欲が刺激されるのも又、確かですね。

1960年代でも十分個性的、この時期は復刻されていないヴィンテージデニムが多いのでオリジナルで楽しむしかない。


三大ブランドの中ではG-ジャンへのこだわりが人一倍強かったブルーベル時代のラングラーは完全に過去の出来事、忘却されかかった過去なのが探究心を刺激してくれたが・・今では大分、判明している。
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