VINTAGE WATCH 東洋時計 ロックル・スペシャル 1940年代

オリエント時計70周年記念と言う事で、オリエントの前身ブランドである東洋時計のロックル・スペシャルです('ω')ノ
戦前にも存在したネームで戦後の混乱期に中三針で登場したが生産時期は短いと思われる。
様々なトラブルにより企業自体が分裂解体後、オリエント時計として1950年に再スタートしで今に至るオリエント時計にとって忘却された過去のモデルですね('ω')ノ
多分、過去においても東洋時計時代のネームや製品は復刻されていないと思うので実物の貴重さは言うまでもないがそもそもあまり知られていない(;^ω^)

よく見るとスペシャルの綴りが間違っている。
戦後でも正しいスペシャルも存在するというか戦前は正しくスペシャルを書けたのに・・僅か5年程度の英語禁止で実はそれまで日常にも深く浸透していた英語はたやすく忘却された。
似たよう事例でドラゴンズの綴り間違いユニフォーム等も有名な話だ。
もっともこの間違いが単なる品質チェックミスに過ぎないとも言えるし、なんにしろいい加減さは昭和20年代、戦後間もない頃の困窮と混乱故でしょうか。

オリエント時計の歴史と言えば1920年(大正9年)、東洋時計製作所スタートが前史の始まりのようにされているが正確には1901年(明治34年)の吉田時計店開業がスタートにあたる。
最初はスイス製等の時計販売のみだったが次に家内制手工業的な時計の組立販売から本格的な生産販売へ移行する。
戦前の腕時計にはロックルとアイコクの二種類が代表モデルでしたがアイコクはそのネーム、愛国故に戦後は再生産されなかったようだ。
まあ今の時代なら復刻しても問題ないかもしないが当時として無理で当然か。




当然、手巻き時計ですが精度はOH済みなのである程度は出るしちゃんと動くことは動くが・・時に動きが悪くなることもあるが、まあしょうがないですね('ω')ノ
戦中、戦後初期のモノは時計に限らず品質はかなり悪い。
あのような過酷な時代の時計ゆえなので、そこは理解しないといけないですね('ω')ノ
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