OOE YOFUKUTEN CO 41B-0418(1890s Hercules Overalls)

大江洋服店のオーバーオールズ('ω')ノ
19世紀末のジーンズの基本デザイン、基本ディティールが確立する以前、様々な意匠、ギミックを盛り込んだワークパンツが存在していた。
そんな中の一本を再現した復刻衣類ですね('ω')ノ
リーバイスがその後、天下を取って淘汰され存在を忘却されていた存在と言えば妙な哀愁も漂う。

ブランドロゴ入りの紙袋。

ベルトループはなくサスペンダーボタンでサスペンダーを取付て穿く、所謂吊るしパンツ。

バックルバックと片側だけのバックポケット。

ブランドパッチの上からボタン留めする大胆な仕様。


帯裏の縫製も個性的。
古ければ古い程、縫製仕様は単純化されるケースが多いと言うか、まあ例外もあるが、巻き縫いよりも本縫いがメインの仕様ですね('ω')ノ

比翼の縫い止め方、股間に掛けての補強を意図したディティール等はリーバイスタイプのデニムパンツとは全く異なる。

針シンチ。





フロントポケット縁のステッチも特徴的。
右側のサブポケットは正にウオッチポケット('ω')ノ
懐中時計を入れていた時代のディティールそのものですね('ω')ノ
時代背景的にコインポケットではない。

19世紀末、鉱山労働者だけでなく農夫、林業従事者、工場労働者等が穿いてだろうデニム、ワークパンツのリアルな復刻品。
余談ですが当時のデニム事情=鉱山労働者のイメージがかなり強いですが既に過酷な工場労働、様々な製造業が盛んであったアメリカでは当然ながらそのような過酷な労働現場でもデニム、ジーンズと後に呼ばれる労働着は愛用されていたのも一つの事実ですね('ω')ノ
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