2015.05.13 Wrangler JEANS
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1947年の誕生当時からブルージーンズを連呼していた印象のあるラングラーですがリーバイスという同業他社が圧倒的な地位を持つ中で途中参戦した際に様々な計画、企画があったのは当然ですがよく知られているのがウエスタンウエア、ウエスタンジーンズに特化したこと。
ロデオ大会等のイベントスポンサー、TV番組への衣装協力、ロデオチャンピオンをフラッシャーのデザインに採用、様々なディティールの根拠をカウボーイの意見を取り入れた~と解説等々
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予備情報抜きに誰でも分かるのがジーンズ自体の視覚的なデザイン~つまり飾りステッチ等ですね。
バックポケットのサイレントWはラングラーの頭文字のWからですが、この単純かつ強烈な自己アピールは実は三大ブランドの中でも一番でしょう。
何せ、ジーンズだけじゃなくG-ジャン、ウエスタンシャツ等トップスの胸ポケットにも同じくサイレントWを施したから。
当時のワークウエア、ウエスタンウエアでブランドロゴやネーム、象徴的なマーク等をそれ自体をデザインとして自己アピール出来たメーカーはかなり少ない。
まあ労働着なので当然と云えばそうだが、それだけに作りやデザインがどうの~に無関心な人でもわかりやすい、認知されやすいのは販売戦略としては大きかったと思う。
何せ、そのイメージを借用したのが後のエドウィンであり、”カウボーイのジーンズにはWのステッチ”のイメージをそのまま自己のブランドに投影して、それがいつしか日本市場では、エドウィンのアイコンへと変貌し定着している。
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プラスチック素材のブランドラベルは直ぐに欠損するが革パッチよりは多少は丈夫だ、まあ全て過去の比較の話ですが。
現在では小型化され丈夫になったラベルであってもはがれる事はある、それでもWのステッチがある限りラングラーであることが分かる。
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話しを少し巻き戻すと強固さをアピールする手段でもあったチェーンステッチ縫製の多様も他社より進んでいたが・・特に説明もなく近代でも同じようになっている。
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10数年も前からジーンズブームの度に登場する薀蓄の中に13MWZの13は13か所のカウボーイの要望を取り入れたとか、13回の耐久試験をしたとか、13オンスだから13MWZ等の俗説が以前は書籍、雑誌等の情報媒体でも目に出来たが最近はどうだろうか?
既に三大ブランドが注目すべき対象、マニアックな対象でも無くなりつつあるので使われなくなったかもしれない。(数年ほど私は現代の雑誌や書籍を目にしていないので)
だが、そもそもそれらのワードを胡散臭いと私は感じていた~というかそれ以前に11MWZや12MWZがあるのだから、順番だろう?ってのが子供時代からの感想。
実際アメリカでもラングラーのファーストモデルを13MWZとして、つまり11MWZと13MWZを混同して紹介、解説していた時期が長くあったようだ、丁度それと重なる時期の話題なのかもしれない。
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さて今更言うまでもなく1947年に登場したラングラーのファーストジーンズは11MWであり、13MWZは11MWのジップモデル11MWZが1965年にモデルチェンジした際に採用された品番だ。
だが不思議な事に11MWZの品番は以後も細々と使用されていたりする、完全消滅はVF社に吸収された1985年頃。
余談だがラングラージャパンが幻の品番11MWB、11MWZとして最初の復刻ジーンズを発売するわずか数年前の出来事であった。
更に云えば11MWZを忘却した13MWZのヒストリーは1990年代初期から日米ともに普通に語られていた。
こうしてみると意外なほど時間は流れておらず人間の忘れっぽさに形容しがたい感情を覚える。
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歴史と言うのは確定した過去、当然変わらない過去の筈ですが過去情報が訂正される、なんてケースは実は結構普通にある。
ジーンズに限らずブーツでもレザーでも、ブームの度に雑誌やムック本で語られる熱いブランドヒストリーを年代毎に見比べてみるのも面白いかもしれない。
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