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ラングラーの兄弟ブランド、マーベリックのデニムジャケット。
ラングラーがウエスタンウエアとして販売されているのに対してデパート向け、都市部での販売用とされたマーベリックは基本的に同じデザインのジーンズ、G-ジャンのネーム違いモデルを販売しており、違いはブランドを表わす飾りステッチ、ロゴ入りのボタン、タグ等のみとされる。
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ラングラーの定番モデル124MJのマーベリック版と言う事で1960年代の誕生以後、ラングラー同様に進化してゆく。
ブルーベル社がVFコーポレーションに買収合併される前、1980年代前半のタイプでマーベリックとしてもブルーベルとしても03MJとしても最期のモデルですね。
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Mステッチなどマーベリックらしい意匠。
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アメリカ古着では1970~80年代のマーベリックのデニムはかなりよく見かける。
年代的に古くないので数は勿論、価格でも買いやすいモノばかりなのでビギナー向けとは言えますね。
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前立てを裏返すとセルビッチは無い。
他ブランドと違いジーンズのアウトサイドシームがオープンシームでは無いラングラー&マーベリックではG-ジャンでのみセルビッチの有無を確認出来るが1980年代ではセルビッチは確認出来ない。
時代的にシャトル織機よりも大量生産できるシャトルレス織機(革新織機)が一般化した時代なので当然そのような織機で作られたセルビッチの無いデニムです。
この時代、リーバイス501のようにシャトル織機で織られたデニムを継続したモデル自体が非常に例外的でした。
そうリーバイスも501以外はシャトルレス織機で大量に織られたデニムを使用しているからですね。
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古くないと言いながらも伝統的な外観に沿った縫製仕様の箇所もある。
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1970年代から始まった新しい、簡略化した縫製箇所もある。
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更に新しい縫製仕様も織り込まれている。
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生地はブロークンデニム。
1970年代からラングラー&マーベリックのデニムには新しい定番素材として採用して今に至る。
左綾デニムと違い古くない、新しい素材だが流石に40年以上採用されると伝統と呼べるようになるが、この時点では10数年というところか。
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この時代では日米共に普通にデニム生産に使用されていたシャトルレス織機(革新織機)は、シャトル織機よりも、より速く、より多く、より高品質(均一で織りムラのない)な生地が織れる利点は古物好きには逆にマイナスに思えてしまいますが、大凡ヴィンテージと呼ばれない1980年代のデニムはそのような事情から、このようなマッタリ、アッサリとした表情になっています。
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話しが少し逸れたが徐々に段階を踏んでデニムが近代化してゆく過程の一着なんで、より現代のデニムに近い質感は確かにヴィンテージと呼ぶには違和感を覚えるが、まあ繰り返しますがビギナー向けとしては全然、悪くないしブルーベル社約百年の歴史を形成する存在なのでラングラー好き、ブルーベル好きにはそれなりに、そう気軽な付き合いの出来るアメリカ古着として認めてあげてもいいんじゃないしょうか。
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