IMG_2296_20160124174302b9b.jpg
今回は本家アメリカのラングラーデニムジャケットではなく1976年に発売されたラングラージャパンの124MJ。
正に国産、日本製なのでG-ジャンと呼ぶのがふさわしいジャケットですね、所謂アメリカンブランドのライセンス生産品ですが、これだけ年数が経過すれば一応ヴィンテージの枠内で扱ってもイイんじゃないでしょうか。
IMG_2310_201601241745071cc.jpg
何故1976年と発売された時期を特定出来るかと言えば背中に大きく入る豪華な刺繍から。
これはアメリカ建国200年を記念してラングラージャパンが行ったハッピーバースデーアメリカ・キャンペーンにおいて登場したG-ジャンで通常の124MJにカスタムしてものです。
この他にも当時は様々なキャンペーングッズが作られ今でも稀に昭和レトロの世界で見かける事がある。
IMG_2298.jpg
ブランドラベルは日本独自のデザインですが素材はブロークンデニムと本家アメリカと同じだが、質感や色合い等、微妙に同時代のアメリカのデニムとは異なる。
ラングラージャパンはVANのスタッフが企画経営に加わっているが企業自体は東洋紡が母体であり同社により作られていた事から東洋紡が縫製だけでなくデニム生地も織っていた可能性が高い。
時期的にはビッグジョンが国産初とされるジーンズ用デニム、KD-8を採用するのとほぼ同時だが・・

少々、余談だが国産初のジーンズとか、国産初のデニムとか、これらの和製ジーンズに関するヒストリーには相互に矛盾点を持つものが多く実は以前よりも曖昧な具合になっている。
その件に関して語りだすとキリが無いし、今回の本筋でないので省略しますが、G-ジャンですが日本のデニムとしてはかなり古い部類に入る存在ですね。
IMG_2305.jpg
前立てをめくるとセルビッチが無いのが分かる。
縫い止めるのでなく織り込んでいるが、どちらにしろセルビッチの有無を考慮しない仕様が早い段階で採用されている。
ここらアタリは当時の国産デニムの生産背景と合致する仕様とも言える。
IMG_2304.jpg
帯裏のチェーンステッチは縫いきれずにシングルステッチで追加縫製している。
まるで90年代のレプリカジーンズのような仕様だが、本家アメリカの縫製仕様をある程度、手本にしながらも出来ない箇所は独自の方法で処理している。
IMG_2303.jpg
縫製糸の番手はアメリカのそれよりも細めに見える。
IMG_2302.jpg
全体的に124MJを上手く再現しているが微妙に違いがあり、見慣れれば直ぐに70年代の国産と分かるでしょう。
IMG_2301.jpg
サイレントWはかなり太文字風で字体自体が別物に見える。
IMG_2300.jpg

IMG_2299.jpg
ボタンや織りネームは現地アメリカ物とかなり似ているが・・初期の頃はアメリカ製部品を使っていたので、同一パーツじゃなくてもある程度、似ていても不思議ではないのかもしれない。
IMG_7454_20160127105405ea8.jpg
(*1970年代前半のラングラージャパンの広告写真から~外人モデルを採用しているが着用しているのは日本製124MJと思われる。)
スポンサーサイト