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長い間、ジーパンを愛好していると必ず数年おきに浴びる言葉がある。

それは「ジーンズは卒業した。」、「まだジーンズなんて穿いているんですか?」と言うジーンズに対する否定とどこか軽蔑したような発言だ。
そんな言葉を発する彼らに横の繋がりは一切ないし、場所、時間的にも隔たりがある。
主な共通点は浴びせられるのが私自身であり、いずれも、そもそも彼らはジーンズを穿いており、ちょっと前までお気に入りの一本を薦めたのは私と言う事だ。
「どこのメーカーのジーンズが一番イイですか?」そんな安易な質問に安易に応えた結果は、購入しそこから楽しみを覚える~あるいは発展させるのではなく、ジーンズ購入後しばらくしてから、そのメーカーのジーンズ以外のパンツ類を購入する事により、自動的にワンランク上に昇格したと思い込み、ジーンズから卒業となるようだ。

あまりのステレオタイプなのは想像通りなので別段、とがめはしないが、言うまでもなく、そんな彼らはまともにジーンズを穿き込んだ事もないし、さほど知識は無い割には希少なヴィンテージか高品質の国産レプリカを欲する。
知識や情報が無いから私に聞くのは分かるが、説明をろくに理解せず、覚えず、ただ所有した満足から安易な超越感を覚える様子は非常に寂しく思ってしまう。
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さて、そんな些細な現実は所詮ジーパンはジーパンに過ぎない、大量生産、大量消費のどこにでもある衣類に過ぎないと言う事実を再認識させてくれる側面もある。

それでもマニアックな素材、存在であるデニム、ジーパンの本質的な価値は損なわれないし次々と我々を魅了するメーカーは繰り返し登場する。
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さて、近年は大江洋服店の製品~これはアンティークショップの別注ジーンズですが~を身につけているケースが非常に多いですね。
縫製、パーツ、ファブリック、パターンとどれもが極め尽くしたジーンズですね、ただし最高ですが究極じゃない。
コレに満足したらメーカーとしての成長は既に止まっていたでしょうね、常に探究と進歩を続ける姿勢が次なる最高を生み出す。
と、言う事でジーンズを卒業したら、次の最高に出会えなくなるので私にジーンズの卒業はありえない話しだ。
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